このところ季節はずれのインフルエンザにかかってしまい、寝たり起きたりを繰り返している。慢性的な睡眠不足が祟ったのかもしれない。春爛漫だというのに布団の中にくるまってモニタに向かっている構図はなんとも情けない。
普段、当たり前のような顔をして振る舞っているけれど、こんな時、健康であることのありがたさをしみじみ感じる。パソコンに向かうようになって、外出する時間が明らかに減った。野山を歩き回ることが好きな私は、フィールドでのことを書こうと思うのだが、その時間がうまく作れない。本末転倒ともいえるこの現象に今は正直、戸惑っている。まして今のように体の具合が悪いと尚更。早く外へ出たいと、気ばかりが焦ってしまう。
心身共に健康であること、これが何より。健全な精神は健全な肉体に宿るというが、ほんの少し、体の一部が具合悪くなっただけでも、心は弱気になるもの。肉体と心が互いに相互作用を及ぼしながら、悪い方向へと向かってゆく。でも、逆も然り。ちょっとした気持ちの切り替えで、驚くほど力が漲ってくるもの。今はただ、そのきっかけを待つのみといったところか。