1999年2月。自宅前の集会場を借りて、祖母の満百歳のお祝いをした。子供、孫、曾孫、親類縁者とその家族、総勢60人が集まった。
そんな祖母が寝たきりになってしまったのは、1999年の秋だった。家の中でつまずいたことが原因で、手首を痛め、期を同じくして風邪をこじらせ、1週間ほど寝込んだら、もう、立ち上がるのは無理になっていた。
それでも、幾度も幾度も起きあがろうとして、ベットの脇に転がっていたり、半身を乗り出して身動きがとれなくなってもがいているような状態がしばしばあった。なぜ、そこまでして立ち上がろうとするのだろうか。
ベットの脇に簡易トイレを用意してあるのだが、祖母はそこでの用足しを極度に嫌って、何としても廊下を隔てた通常のトイレに行きたがった。畳の上で用を足すことに抵抗があるのだろう。そんな状態になっても、生きる尊厳を失わない祖母の姿に、こころを打たれない訳にはゆかない・・・
・・・・・・・・随分長らく中断してしまいました。
この続きは、いつかまた、祖母のことを書けるようになったら書きます。