エッセイのページを再編成していたら、ずいぶん放ったらかしていたことにいささか愕然。文章を書くのは得意ではないけれど、中には自分の気持ちが上手く言い得ているものもあり、このまま捨て置くには少しもったいない気もして、これからは時々更新しようということで、早速一遍、アップすることに。
日高市の自宅から川越市内の仕事部屋に向かう途中、どこかで入間川を渡らなければならない。そこで、好んで使うのが的場から八瀬大橋を渡るルート。この橋上からだと車窓から真横に富士を一望することができるから。
「あぁ、今日も富士山が良く見える」
それだけでその日一日が気持ちのいいものになるのだから、つくづくありがたいな、富士山は。ついでに言うと、関東の人間は晴れ上がった冬空を好むものらしい。なぜなら富士山が良く見えるからに他ならない。DNAに訴えかけてくる、富士への思いということだろうか。
晩秋から冬場、西高東低の冬型気圧配置が顕著な日など、見事な姿を望める。しかし、いざ写真を撮るとなるとこれが大変。西側の歩道(つまり富士山側)はほとんど無いに等しく、車の往来を縫って排気ガスを嗅ぎながらの撮影は少しも気持ちの良いものではない。
それが判っていたから今までここから写真を撮ろうなどという気になどならなかったけれど、実は前々から奥武蔵ネット「フィールドガイド」で富士山の見えるポイントを連載する企画があり、何とかこの冬こそ実現したいと思い経ち、それには先ず一番慣れ親しんでいる場所から始めようということで、この場所を選んでみた。
で、テスト撮影したものが上の写真だが、大気は澄んでいるものの、撮影時間が昼近かったため、フラットな画像になってしまったので、今度は早朝に狙ってみることにしよう。
そんな訳で、「ビューポイント」(仮題)、近日連載予定です。