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この夏 小さな冒険
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高麗川を歩く
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2002年8月25日(日)
川沿いの横手神社で夏祭りをやっていた。笛・太鼓で踊るささら獅子舞。高麗川沿いでは高麗神社をはじめ、幾つもの獅子舞が奉納される。かつて文士・坂口安吾は自偏の武蔵風土記に「高麗神社の笛の音」の一文を寄せている。
横手渓谷。台風の影響でまだわずかながら濁っているが、普段は極めて澄んだ流れだ。特に明け方の清涼感は格別。
坂口安吾はまた、先の紀行文の中で高麗川の流れをみごとに讚えている。この川は長い間埼玉県下きっての清流であった。
いよいよ今日の行動も終わりに近づいてきた。川越から参加した山田さん、斉藤さん親子も一日楽しめただろうか。
この川はいったいどこから流れてくるのだろう・・・そしてどこへ流れて行くのだろう。
素朴な思いと好奇心で始めた今回の川歩き。人は水と共に生きてゆく。
ようやく一日がかりでたどり着いたのは、西武秩父線。武蔵横手駅の少し上流だった。川筋に沿っておよそ3キロ。もっと歩けたような気もするが、今回はこれで終点。みんなの笑顔が今日の充実感を表している。
次はここをスタート地点にして、更に上流を目指そうと思う。だが、ほんとうに張り切って面白がっているのは大人たちなのかも知れない。
普段、高麗川沿いに生活していても、意外と川を線で知っている人は少ない。僕自身もわかっているようで、実は点で見ていることの方が多かった。事実、今回初めて知った場所がたくさんあり、軽い目まいを覚えるとともに、新鮮な気持ちを味わうことができた。近くて遠い場所。ふるさとの川は様々な印象と発見を僕たちに与えてくれた。
みなさん、一日お疲れさまでした。
※次回、続「高麗川を歩く」は2002年9月16日を予定しています。
■集合8:30、西武秩父線武蔵横手駅構内
興味のある方は、
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で連絡ください。
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高麗川周辺図
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